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美味しさイチオシ
カリフローレ

美味しさイチオシ

カリフローレ

カリフラワーを品種改良したもので、 花と茎を食べる野菜。

「カリフローレ」はビタミンCを多く含み、茎は鮮や かな緑色、花蕾は白色で花束のようなきれいなか わいらしい姿の野菜です。購入する際には、茎の色 がきれいな緑で、太過ぎないものがおすすめしま す。花に茶色い部分が多いものは避けましょう。

スティックカリフラワーともいわれる「カリフローレ」。
現在、豊明市の特産品として、JAあいち尾東が力を入れて栽培している野菜です。カリフラワーのような乳白色をした小さな花蕾が、まるで花束のようにかわいらしい姿をしています。茎が長く、生食にも適していて、ほんのり甘く、サラダやスープなどにもよく合います。

「5年ほど前から試験的に栽培を始めました。新規野菜として、農家さんに勧めています。1株ごと商品になるカリフラワーやブロッコリーとは違い、茎をばらして数本を束ねて1袋として販売できるので、1株の収益性が高くなります。そのために、今までのように手間をかけられなくなってきた高齢者の農家さんや新しく就農される方には、特に紹介しています。カリフローレの天ぷらは絶品ですよ」と、熱く語るのはJAあいち尾東の青木崇史さん。豊明で生まれ育って、おじいちゃんと一緒に田んぼや畑に通って培った経験が、今の仕事につながっているそうです。

加藤直美さん(左)と青木崇史さん(右)

また、豊明市役所農業政策課の加藤直美さんは、「豊明市は、(米や野菜、果樹、花き、乳牛、卵とバランス良く)いろいろな作物を作っています。カリフローレは、袋詰めなどの手間がかかるため、その部分を今年から福祉事業所に依頼して、障がい者の就労につなげています。行政が、農業と福祉との新たなつながりを大切にして、これからも、カリフローレをたくさんの方に知っていただくよう、広めていきたいです」と、笑顔で語ってくれました。

豊明大根炊き祭り
豊明大根炊き祭り

寝たきりにならない!
「ふろふき大根」で健康祈願

豊明大根炊き祭り

豊明市栄町にある曹源寺で、毎年11月29日に開催されているのが、健康を願う「豊明の大根炊きまつり」です。不浄を転じて清浄ならしめる徳を有するとされる烏枢沙魔明王(うすさまみょうおう)の祭礼として、6,500人分の大根が参拝者にふるまわれます。
この大根を食べると「下の世話」をかけず、寝たきりになるのを防ぐと伝えられ、多くの高齢者が参拝に訪れています。

曹源寺(そうげんじ)

●所在地:豊明市栄町内山45
●電話:0562-97-0915
●URL:http://t-sougenji.jp

高徳院きゅうり祭り

●きゅうりで厄払い

身代わりきゅうりで厄払い!
一年を無病息災に過ごす

高徳院きゅうり祭り

毎年7月、土用の丑の日に豊明市栄町の高徳院で行われるのが「高徳院きゅうり祭り」です。
約1200年前、弘法大師が高貴徳王菩薩(本尊)のお告げで、きゅうりを供え、疫病を治したという言い伝えがあります。正式には「きゅうり加持」と呼ばれます。当日、参拝者が持参したきゅうりに名前と年齢を書いて奉納。本堂に積まれたきゅうりにお札を挟み込み、1年間の無病息災と家内安全を祈祷したあと、地中に埋められます。こうして、きゅうりが身代わりとなり、厄払いができるといわれているそうです。

高徳院(こうとくいん)

●所在地:豊明市栄町南舘3-2
●電話:0562-98-8300
●URL:https://www.koutokuin.jp

ひきずり鍋
鈴木さん一家

●鈴木さん一家

栄寿し

ひきずり鍋

「ひきずり鍋」とは、鶏肉を使ったすき焼きで、愛知県の郷土料理といわれています。そして、5年ほど前にB級グルメとして豊明の名物を探していた商工会の方に「【ひきずり】はどうか? 昔は、ひきずって鶏を食べていたから」と提案したのが、「栄寿し」ご主人の鈴木茂さん。「昔は、牛肉などは簡単には食べられなかったから、鶏肉のすき焼きが多かった。どこの家でも鶏を飼っていたからね」と微笑みます。甘辛い味付けのたれに、鶏肉をひきずりながら焼いて味わうひきずり鍋。もう一度食べたいと思わせるようなひきずる味という意味や、年の瀬に食べることで、ひきずってきたいらないものを大晦日に片づけて、新しい年をむかえるという習慣にもつながっていたそうです。栄寿しでは、厳選された名古屋コーチンを特別に仕入れ、秘伝のたれでひきずり鍋を提供してくれます。

  • 「ひきずり鍋」はこうやって作った!

「ひきずり鍋」はこうやって作った!その1
「ひきずり鍋」はこうやって作った!その2
「ひきずり鍋」はこうやって作った!その3
「ひきずり鍋」はこうやって作った!その4
●所在地:豊明市栄町大原75番地
●TEL:0562-97-1744
●営業時間:11:00~14:00、16:00~21:00(前日までに要予約)
●定休日:火曜日

お花のキッシュ
中越千草さん

●中越千草さん

ブラウンビーンズ

エディブルフラワー

豊明市には、アジア最大規模の「豊明花き地方卸売市場」があります。日本全国から花が集まり、出荷されています。そして、花に親しむイベントや花にまつわる商品をそろえる店舗が多く点在しています。その中でも、特にご紹介したいのが「エディブルフラワー(食べられる花)」を使用したお菓子です。
喫茶とケーキの「ブラウンビーンズ」では、色とりどりの花々が並べられた「お花のキッシュ」が大人気。奥様の中越千草さんは「材料を吟味して選び、焼き時間や温度にこだわってつくったきめ細やかな卵生地です。飾るお花も色がきれいで、日持ちがよく、食べてもおいしい種類をそろえています」と、エディブルフラワーへの愛情にあふれていました。

●所在地:豊明市新栄町5-41
●TEL:0562-85-3988
●営業時間:7:00〜18:00
●定休日:年中無休

豊明銘菓「桶狭間太鼓」
中野敏宏さん

●中野敏宏さん

ナカノ金物

豊明銘菓「桶狭間太鼓」

「豊明のおみやげとして、日持ちがするお菓子が何かあるといいなあ、と異業種交流グループで考えたんですね。桶狭間合戦にちなみ、当時の兵糧であった干飯や、豊明の市花であるひまわりの種、栽培育成に力を入れている黒豆を加えて、陣太鼓の形のおせんべいを作りました。福祉施設の事業収入につながったり、豊明の観光地で販売していただいたりして、地元の人たちの収入にもつながるような販路を見つけていきたいですね」と語る、ナカノ金物の中野敏宏さん。
ずっしりと重みのある豆菓子で、ところどころピリッと辛いあられが味に深みを醸し出しています。箱入りには、みんなで遊べる紙相撲のおまけや、豊明の観光紹介もついていて、まさに豊明のおみやげとしてぴったりの銘菓です。

●所在地:豊明市三崎町中ノ坪9-11
●TEL:0562-93-1017
●営業時間:7:00〜19:00
●定休日:日曜日